基本軸
広い世界 小さな星
何処まで行けば 道は終わる?
細い川 無限の空
どれだけ追えば 果てに着く?
全ては円を描いてる
ぐるりと回って元の位置
軸を定めて回り続ける
僕の軸はなんだろう
外れてしまうと戻れない
いち に さん し
歩数を数えて空を見る
薄い青が 目に映る
あなたのとこまで あと何歩?
僕の軸はあなただろうか
千歩目数えて空を見る
気付くと空は藍色に
あなたが僕の 軸ならば
あなたの周りを回るだけ
あなたの所に 辿り着けない
何ヶ国語を話せても
何十億人と話せても
あなた一人と話せないなら
何の意味があるのだろう
どんなに力が強くても
どんなに足が速くても
あなた一人に追いつけず
誇ることなどできようか
僕は走る あなたの許へ
つまづき転び 起き上がる
その時僕に 伸べられる手
顔を上げると あなたの笑顔
僕の軸はあなたじゃない
追いつけないのは僕自身
僕は僕を軸にして
僕の周りを回り続ける
僕の軸は 僕だったんだ
僕には追いつけなくていい
キミには触れることができる
キミは僕の円周上
僕もキミの円周上
ああ そうか
人ってやつは
自分を軸に 円を描いて
その円 交わる そのときに
円の接点で 出会うんだ