あとがき


絶体絶命でした。
長かった……。
小説家ってすげぇな。


今回の話はそれぞれにテーマがあったりなかったり。
ちょっと考えてみましょうか。


まず話の根本。
これは言わずもがな、戦争ですね。
そこから枝分かれしていったわけです。

それではここから各話の苦労話やらなんやら。


まずプロローグ。
ショートショート風味を狙ってみるも、
大したどんでん返しもできずに玉砕。
短く意外性を持たせるのは想像以上に難しい事なんです。
プロローグなのでテーマとかはありません。


続きましてcase1。
一番てこずりました。
他の話は書くのに3日とかかってないのに対し、この作品だけ一週間ぐらいかかってます。
まあこの話にそれだけ時間かけたから後はコツを掴んだ感じでガンガン進んだんですが。
女性の口調を書くのが恥ずかしいやら、照れ臭いやら。
それぞれの個性を喋り方でしか出せないという未熟さが顕著に表れております。

テーマとしては
「突然かつ理不尽な殺戮」
と言った所でしょうか。


続きましてcase2。
グロいと評判だった話その1。
きっかけは鯨の潮吹き穴から吹き出るという良くあるファンタジー。
色々と案はありました。
吹き出されて一安心と思ったところで鮫に喰われるとか。
結局首ちょんぱという形に。

テーマは
「極限状態での差別」
ですかね。


case3。
取っ掛かりに一番苦労した話。
書き始めてからはさっさと進んで二日ぐらいでできました。
感動系を書くのは自分にはまだ早いと思い知らされた話でもあります。
人を文章で泣かせるのは簡単なことではないということですね。
でも結構気に入ってる話だったり。

テーマは
「戦争が奪うもの」
になります。


case4。
グロいと評判だった話その2。
カニバリズムは結構書いてみたかったジャンル。
苦手な人もいるのであまり多くは書きませんでしたが。
人に見せる以上はやりすぎたらいかんよな。
金を取るわけでもないのでやろうと思えばできるのですが。
でもグロい=面白いではないのは明らかなので程々にするのが一番ですね。
まあ初心者にそんなリアルな表現出来やしないけど。

テーマは
「戦争がもたらす狂気」
ですね。


case5。
若干ネタに悩んだ話。
大統領にしようか総理大臣にしようかと考えていましたが、
国王という都合の良い称号にしておきました。
大分短くまとまったと思ってます。
これといった感想はありませんが、
やたら時間がかかりました。
まとめその1。
人間界のまとめですね。

テーマはまとめなので特にありませんが、あえて付けるなら、
「戦争の結末」
でしょうか。


エピローグ。
哲学的なことを言ってるようで実は至極当たり前なことを言ってる話。
要は考え方次第ですね。
まとめその2。
完全にはまとまってないんですけどね。
エピローグなのでテーマは無し。


こんな感じですね。
大分時間を費やしました。
個人的に思うことは、
この作品は永遠にフィクションであって欲しいということです。
絶対。


ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
並びに応援してくださった方、ありがとうございました。












絶体絶命に戻る
自作小説小屋に戻る
トップへ戻る